保険会社が倒産すると、一般的に保険金は削減されます。
生命保険会社が倒産し、責任準備金の削減や予定利率の引き下げなどが行われると、一般的にもらえる保険金が少なくなります。どのくらい少なくなるかは、倒産した保険会社の状況や保険の種類などにより異なりますが、次のようになる場合が多いです。
定期保険などの貯蓄性の低い保険では、保険金の減少は小さいが、減少しない場合もあります。反対に貯蓄性の高い養老保険、終身保険、個人年金保険などでは、大きく減少することもあるでしょう。加入した時期によっても異なります。
予定利率が高い時期に加入した契約ほど、保険金が減少する可能性が大きくなります。これは倒産後に予定利率が下がるためです。次に保険期間別に見てみましょう。加入した時期が同じであっても、満期までの期間が長い契約ほど保険金が少なくなります。
ただもちろん、細かいことは破たんした保険会社によって変わってきますので一概にいうことはできません。ただし、倒産したからといって、保険を解約してほかの保険に加入するのは少し待ちましょう。
過去には、早期に解約して、手数料がかかってしまい、結果として解約返戻金が少なくなったことや、新しく加入し直すよりも契約を続けたほうが有利だったということもありました。自分が加入している保険会社が倒産したら、ほかの保険会社に新しく加入したいと思うのは当然ですが、更生計画がどのようになるのか見届けてからでも遅くはないでしょう。
反対に損害保険会社が倒産をした場合は、すぐにほかの保険会社に加入したほうがよかったことが多いようです。損害保険は生命保険と違って、保険金が削減されるとたいへんなことになります。たとえば、自動車事故を想定してみましょう。
他人を死亡させてしまい、5千万円の損害賠償責任を負ったのに保険金が80%しか支払われなかったら1千万円は自腹で払うことになります。自動車保険や火災保険などは、損害保険会社が破たんして3ヵ月経つと保険金が80%になります。ただし、自賠責保険と地震保険の場合は、保険金は削減されず100%支払われます。
